
S様宅のオーディオルームのポイント
〇床の構造 |
床の合成を高くし、無用な振動が無いようにしました。
大引きは通常9cm角ですが、この部屋だけは、10.5cm角とし、さらに28mmの合板を貼り、どっしり仕上げました。 |
〇部屋の材質 |
天然のミャンマーチークを使用しました。(写真1)
ミャンマーの天然チーク材は、希少種とされています。人工のものよりも年輪が密で、音への影響がよいそうです。
インドネシアチークも音への効果が高いといわれていますが、今回はより効果のあるというミャンマーチークを選びました。
床は28mmの合板に15mmのミャンマーチーク、 天井は15mmの石膏ボードにミャンマーチーク、壁は15mmの石膏ボードを貼り
珪藻土を塗って仕上げました。 |
〇音響効果 |
音響をよくするには、部屋が正方形でない方が好ましいのですが、
設計上この部屋は8畳間の正方形です。 そこで、音が反響してひずみが出ないように、
本棚、CDレコード棚は大きく両側に作りました。(写真2) |
〇アース |
5.5スケア以上を使って、オーディオ機器の専用としました。
φ14で1.5mのアース棒を8.5本埋め込み、全長12.75m、8.8Ωを目標に。
60本打った家で2.7Ωまで下がった実績があるそうです。 下がれば下がるほど、雑音は減ります。
アース棒は、恒和工業製を使用。1本6000円の材工です。 |
〇電源 |
電源は、電気メーターからCV3-14を直接分岐して、
オーディオ専用コンセントに繋ぎました。 この家は、ブレーカーが2つあり、
住まい50A、オーディオルーム30Aで設定されています。 |
〇配電盤の材質 |
音にはチタンがよいとされているので、オーディオ用コンセント&分電盤はチタンの箱、
チタンのビスでできています。住宅用分電盤にもチタンのビスを使用しました。(写真3) |
(写真1)
(写真2)
(写真3) |